青空とキミと。



「俺さ、あおに会ってなかったらてきとーな時間過ごしてた」



まわりの景色を見て歩きながら、私は遥斗の言葉に笑う。




でもね、


『遥斗と会えないことなんて、なかったと思うよ』



初めて屋上で会ったとき、声をかけてくれた遥斗。


この時から、私はひとりじゃなくなった。




「ははっ…そうかもな」


『きっとね』



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