青空とキミと。



「初めて会ったとき、あおの顔すごかったもんな」

『なっ…!それは』


あをな顔を見られたなんて、今さらだけど恥ずかしすぎる。



そのまま、お互いが何も話さないで沈黙が続く。




そして、沈黙を破るようにポツリ聞こえてきた言葉。




「…でも綺麗だった」


そう言った遥斗を見ると、真っ赤な顔をしていて。



『ふふっ、そんな顔で言わないでよ』

「…こっち見んな」



言った本人が照れちゃ、だめでしょ。


なんて思いながら笑いが混み上がってくる。



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