青空とキミと。




_遥斗side


***



あれから10日。


いや、どれくらい経ったのかも定かではない。




世間では年が変わり、俺達学生は冬休みに入っていた。



年越しなんて、まともに過ごしていない。




冬休みも、


誰とも会わなくて済む。


なんて思っていた俺に、誘いの電話が入ってきたのは昨日。




本当は、今日も行く気なんて欠片もなかった。




だけど、あいつの変なところで強気な性格からか。



俺は何故か、空の家に来ていた。



「おい、遥斗」


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