青空とキミと。




尚って言うのは、千穂の好きな人で。


私も含め中学からの友達。




「そうだけど…」


こうして尚の話をする時、いつも顔が赤くなる千穂。


本人は無意識らしく気づいている様子もない。


昼休み、校庭に尚が出てくるのをいつも屋上から眺めている千穂はニコニコしていて、きっとこの時間を誰よりも楽しみにしている。





< 4 / 360 >

この作品をシェア

pagetop