青空とキミと。



次の日。


この日は雨だった。


生憎雨の日は屋上に行けない。




「うーん」


休み時間、教室で唸っていると千穂が私の席にやって来た。


前の空いてる席に腰を下ろすと話しかけられる。




「なに唸ってんの」

「外でご飯食べれるとこないかなーって」


こんな時、無性に空が恋しくなる。




「ふーん」


こっちは真剣な話してるのに、千穂の反応ときたら。





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