青空とキミと。
すると、教室の後ろの扉のほうにいたクラスの女子に名前を呼ばれる。
「どうしたんだろ」
その子を見れば、隣に居るのは見たことない男の人。
「また告白じゃない?」
「あの人と話したことないんだけど…」
「まぁ、いってきな」
千穂に背中を押され不思議に思いながらも、その人のところまで足を進める。
見たことない人だな、なんて見ていたら上履きの色が違っていた。
私達一年生は緑で二年生が青、そして三年生は赤。
この人の上履きは赤だったから、三年生の先輩らしい。