青空とキミと。




「いっ、いや大丈夫です…っ!」



ちっち近いよっ…!



恥ずかしさで、頬に熱が籠るのが分かる。



「あお」



私の名前を呼ぶ声が、あまりにも真っ直ぐで。




思わず視線を逸らす私だけど、遥斗先輩は許してくれないらしく、顎を支えられ上を向けられた。





「…っ!」


「どーした?」



遥斗先輩、私を見て絶対楽しんでる…



今にも笑い出しそうなにやけ顔





そうして遥斗先輩の顔をじっと見ていたら。




「…はるとへんはいっ!」



今度は、片手で頬をぎゅーとされてしまった。



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