信じたい ただ それだけ

スレ違い

1年振りの、再会だった。
髪は黒色に戻し短髪だった。
『すっかり、変わったね。誰か分からないくらい』

そうゆうと彼は少し照れくさそうにしていた。

『何処行く?カラオケ?』彼が言った。

『そうだね!久しぶりだもんね!』

何だか新鮮だった。久しぶりに会えた嬉しさと
彼の声が耳に残る。。

車でカラオケに向かう途中、私は今までの時間を埋めるように、たくさん話かけた。

彼はずっと、聞いていた。

カラオケに到着した

彼が歌わないとゆうので、
どうしたんだろうと思いながら、私は先に
彼に聞かせたい思い出の曲を入れた。

彼はまたずっと、聴いているだけだった。

何だか、様子がおかしい?
雰囲気が、変わったせいか、何故か彼を
遠く感じた。

結局最後まで私のオンパレードで終わり
自宅に帰る事になった。

帰りの車でも彼は黙りこむ。

一体、どうしたんだろう。。。

『ねぇ、卓ちゃん?何か、あった?』

彼はその質問には答えなかった

はぐらかす様に彼が話始めた。

『この1年、大変だったよ。仕事のための
実習とはいえ、刑務所みたいで凄く過酷だった。だけど沢山仲間ができたよ。俺、この仕事頑張って行くから』

会っていない1年で彼が凄く大人になっている様に感じた。何だか手の届かない処に行ってしまった様な、気に一瞬なった。

そして私はこの1年で何度も手紙をくれたことを思い出していた。

一お前が居るから頑張れるんやで。一
そう言っていた。
私は彼の心の支えだったんだ。

そんな事を考えていた時、彼が口を開いた

『俺たちももう、23歳になったな。いつの間にか大人だよな。』

『そうだね。でも初めて出逢ったあの時からまだ2年だよ!笑』

『なぁ、俺、結婚するならお前と思ってるから』

え?プロポーズ?突然過ぎる告白で、
私は驚いた。そして照れ隠しのように行った。

『まだ早いよーだってまだ23歳だよ』

私がそう言うと、
そうだよな。と彼は言って車を降りた。





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