キミと 夜空と 星空と。
プロローグ
人を好きになるのは簡単だ。
それはお化け屋敷の中で手を握られたからかもしれないし、
体育祭中、必死に頑張ってる姿を見たからかもしれないし、
あるいは、プールを入った後の横顔だったりするのかもしれない。
だけど、それは単にスタート地点だと思う。
これから始まるはずの「恋愛」って道のスタート地点。
スタート地点で終わってしまうのか、それとも全力疾走するのか。
それは、誰でもなく自分次第。
誰かは反論するかもしれないけど、少なくとも俺はそう思ってる。
・・・そして俺はあの日、そのスタート地点に初めて本気で立った。
それが、どんなに過酷な道になるかも知らずに。
-キミと 夜空と 星空と-