キミと 夜空と 星空と。
悪い予感が、的中する。
一生懸命笑みを作りながら、巧の神経を逆なでしないように、俺は言い訳をした。
「あー・・・あれね。
なんか、巧勘違いしてねぇ??
別に、たまたま会っただけで・・・」
「誤魔化してんじゃねぇよっ!!!!!」
巧の怒鳴り声が、家中に響いた。
そんなにも怒った巧を見るのは初めてで。
俺はどうしたらいいのか分からない。
巧は興奮しすぎて、大きく肩で息をしていた。
そして、キッと俺を睨みつける。
それは明らかに、俺を軽蔑している目だった。