キミと 夜空と 星空と。
「睦月君っ?!」
久々に聞く彼女の声に、俺の心が大きく揺れた。
会いたい。
彼女に会いたい。
あの優しい声で、この傷を塞いでほしい。
そうだ・・・。
何であんなに俺は意地を張ってたんだろう??
親父と彼女との関係は昔の話で・・・。
少なくとも、今は親父よりも俺を思ってくれているのに。
なんで・・・なんで・・・。
「・・・今から・・・行ってもイイですか・・・??」
のどから絞り出した声は、情けないくらいに掠れていた。
彼女が唾を飲み込む音が聞こえる。
「・・・えぇ。
・・・来てほしい。私も、睦月君に会いたい」