キミと 夜空と 星空と。
まさか、彼女がそんな事を言うだなんて思いもしなくて。
俺は内心、すごくビックリしていた。
「・・・でも・・・」
「・・・でも??」
「しょうがないでしょ??
私達は、産まれてきちゃったの。
産まれてきちゃった限りは、この命が尽きるまでなにがあっても堂々と、バカみたいに行き続けなくちゃいけない」
天音さんの白い手が、俺の頭を撫でた。優しくて、柔らかい手。
「本当に・・・睦月君を傷つけちゃって・・・私、後悔してる。
でもね・・・今は私、睦月君が好きだから。
明紀さんよりも誰よりも・・・睦月君が大好きだから・・・」