キミと 夜空と 星空と。
俺はこいつを裏切った。
自分自身がむしゃくしゃしてたからと言う身勝手な理由で。
大切な大切な・・・仲間を傷つけた。
俺が謝らなくちゃいけないのに。
その、傷つけた仲間がこうして、俺の前で頭を下げて、謝っている。
「俺・・・睦月の事、本気で親友だと思ってるから・・・」
巧がようやく、顔を上げた。
それでも、俺と目をあわせようとはしない。
ただただ、床をジッと見つめている。
「・・・女の事ぐらいで・・・この関係、壊したくねぇんだよ・・・そのくらいの事で、一生の親友、失いたくねぇんだよ・・・」
巧の声は、切実だった。