キミと 夜空と 星空と。


放課後の教室。


俺は珍しく天音さんのところに行かずに、巧と話をしていた。


「でもまぁ、珍しいよな。お前が天音さんのところに行かねぇなんて」


そう言われて、飲みかけていたジュースを、口から放す。

そして、眉をしかめた。


「・・・旦那さんが、帰ってきてんだよ」


「・・・旦那・・・??あ、そっか。天音さんは人妻だもんな」


その言葉に、カチンと来る。


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