キミと 夜空と 星空と。




「・・・俺、帰るわ」



天音さんが、ビックリした顔で俺の顔を見た。

その顔をなるべく見ないように、彼女から体を離して立ち上がる。


 少し、考える時間がほしかった。

1人で、真剣に考えられる時間が。


天音さんは、口を開きかけたけど、結局何も言わなかった。


 ただ、最後に俺の服の裾を軽くつかんで・・・そして掠れた声で小さく呟いた。





「・・・またね??」







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