キミと 夜空と 星空と。
「・・・立ち話もあれですから・・・中へどうぞ・・・」
「・・・本当??早くそう言ってくれないかって、実は思ってたんだ」
少年みたいな笑顔で、彼が笑った。
その彼の顔が、睦月の笑顔と重なる。
顔のつくりは、全く違うのに。
やっぱり親子なんだな・・・。
再確認させられたようで、胸が苦しくなった。
広い廊下を、先に天音が、その後を溝端が追いかけるようにして通り抜ける。
彼をリビングのソファーに座らせると、彼女は台所に向かおうとした。
「あ、待って」