キミと 夜空と 星空と。
「・・・いいけど・・・ここってどこ??」
俺が見せた写真に写っているのは、丘とそこから見た満開の星空だった。
右上には、まだ完全に満月になりきれていない月も、光り輝いている。
それは、あまりにも綺麗で美しい夜空だった。
「綺麗だろ??巧に教えてもらったんだよ。彼女といって来いって」
巧に教えてもらったのは、本当だ。
だけど、彼女と言って来いって言われたってのは、嘘。
今日学校で巧に写真を見せてもらって、すぐにそう思った。
天音さんと行こうって。
この星空を・・・天音さんと見たいって。
「2人でさ・・・俺、車の免許持ってないから、バスになるけど・・・さ。絶対綺麗だし。二人で見に行こう??この夜空。な??」