キミと 夜空と 星空と。



 彼女が離婚すれば・・・。



確かに2人で一生いれるかもしれない。


だけど・・・それで、本当に天音さんは幸せになれるか??


今の安定した生活を投げ出した天音さんを・・・俺は、幸せに出来るのか・・・??



 天音さんを幸せにしたい。


その言葉には、今でも嘘はない。



嘘は・・・・・・・ない・・・・・・・。






「・・・少し・・・考えさせてくれ・・・」





琴音は、何も言わずに、そのまま電話をぶちりと切った。



 電話から、虚しい音がする。


ブーッブーッ・・・。



そうまるで・・・俺を慰めるような・・・音が。














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