キミと 夜空と 星空と。



・・・自分の幸せ・・・??



 考えた事もなかった。


頭の中はずっと、天音さん幸せばっかりだった。



・・・自分の幸せ。俺の・・・幸せ??




「俺は・・・見たくねぇんだよ。お前が傷ついて、立ち直れなくなんの」



巧の目を見る。


どうしてこいつはこんなに、他人思いなんだろうか??優しすぎる。



 俺は一度、こいつを傷つけたのに。


なのにこいつは、俺に「自分の幸せを考えろ」そう言う。




俺は・・・巧の幸せをぶち壊したのに。




 目をつぶった。天音さんの顔を思い浮かべる。




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