キミと 夜空と 星空と。



きっと、その子どもの名前を呼ぶたびに今日を思い出せる。




空を、この夜空を。



 2人で、小さく笑い声を上げてしばらく笑った。


笑い声がやむと、その場はシンと静まり返った。


そっと彼女の、柔らかい手を握る。



「・・・これで、最後だな。一緒どこか行くなんて」


「・・・うん」



< 173 / 183 >

この作品をシェア

pagetop