キミと 夜空と 星空と。



「だからさ・・・だからさ・・・」


言葉が出てこない。

のどにつっかえて、出てこない。


「だから・・・だから・・・」

「ありがとう」


彼女の言葉が、俺の言葉をさえぎった。





「ありがとう。今まで・・・あたしを愛してくれて」




俺は、上半身だけ起き上がった。

彼女も上半身だけ起き上がる。


< 175 / 183 >

この作品をシェア

pagetop