キミと 夜空と 星空と。



「ケーキ、もう一個食べる?」


俺はそれ以上何も言わずに、小さく首を縦に振った。

 ケーキなんてどうでも良かった。
ただ・・・今彼女を、1人にしてはいけない気がした。


彼女がソファーから立ち上がる。
そして、俺に背を向けて台所に向かった。






その真っ直ぐな綺麗な背中を、俺はただただ、じっと見詰めていた。





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