キミと 夜空と 星空と。
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「お前さー、連絡ぐらいしろよー?マジで死んだかと思ったじゃん」
巧が、愉快そうにハハッと笑った。
学校の休み時間。
俺はいつもの5人メンバーで、裏庭で昼ごはんを食べていた。
学校にはしばらく、来ていなかった。
一週間ぐらい休んでいたのかもしれない。
ただなぜか、学校に来たくなかった。
友達関係で不自由なわけでもないし、先生とそりが合わないわけでもない。
ただ、“学校”と言う場所は、所詮俺にとって、自分を縛り付ける物のひとつでしかない。
「死んでたら、一本くらい線香上げてやろうかなーなんて思ってたんだぞ?」
巧が、両手をこすり合わせた。
そして、小さくお経らしき物を唱える。