キミと 夜空と 星空と。

-3-




「お前さー、連絡ぐらいしろよー?マジで死んだかと思ったじゃん」



巧が、愉快そうにハハッと笑った。

学校の休み時間。
俺はいつもの5人メンバーで、裏庭で昼ごはんを食べていた。


 学校にはしばらく、来ていなかった。

一週間ぐらい休んでいたのかもしれない。
ただなぜか、学校に来たくなかった。

友達関係で不自由なわけでもないし、先生とそりが合わないわけでもない。

ただ、“学校”と言う場所は、所詮俺にとって、自分を縛り付ける物のひとつでしかない。


「死んでたら、一本くらい線香上げてやろうかなーなんて思ってたんだぞ?」


巧が、両手をこすり合わせた。
そして、小さくお経らしき物を唱える。 


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