キミと 夜空と 星空と。


 彼女とは、あれから会っていない。

会いたいからといって、そう何回も手紙を持っていくのもおかしいし、彼女に会えば、いつか自分で制御が聞かなくなりそうで、怖かった。


・・・このままでいいのかもしれない。


きっとこのまま彼女に会わなければ、俺は彼女のことを忘れてしまうだろう。

まるで、初めから出会いなんてなかったように。



 ・・・いや、もしかしたら。


それでも彼女は俺の中で根強く生き続けるのかもしれない。言葉にも出来ないような、深い深い後悔として。


 後悔はしたくないと思った。

今すぐにでも、彼女に会いたいと思った。

そして・・・こんなにも激しい感情は、初めてだった。


「・・・睦月??」


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