キミと 夜空と 星空と。


 視線が合う。

俺は何か喋ろうと、口を開きかけた。だけど、言葉が出ない。


「顔、赤いね。風邪引いた?」


彼女は立ち上がると、俺に歩み寄った。
そして、手のひらを俺のおでこに当てる。

彼女の手は、ひんやりと冷たくて心地が良かった。


「やっぱり・・・熱いね。ベット貸してあげるから、今日は泊まって行ったらいいわ」


彼女はそう言うと、俺を寝室まで案内した。


寝室は、すごく広かった。
ベットと机と棚以外、置かれていないせいかもしれない。
部屋の中央らへんに置かれたベージュ色のベットは、大きくて広々としていた。


「ごめんね。うち、ベット1つしかないのよ」


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