キミと 夜空と 星空と。


自分でも、ベタな台詞だと思った。
漫画じゃあるまいし。


だけど、止まらなかった。
彼女を支えたいと思った。


例え彼女のその視線が俺のものじゃなくても、傍にいれるだけでいい。


 傷つけられたってイイ。

それで彼女が一番いいと思える道に進めるのなら、俺はなんだってする。



「睦月君は・・・すごく純粋でいい子。だけど・・・私はきっとあなたを傷つけてしまう。だから・・・」


「傷ついてもいいです」


真っ直ぐと彼女を見た。



「傷つけられてもいい。
俺は、あなたの傍にいたいと思いました。
初めてあった、その日から」




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