キミと 夜空と 星空と。
重い上半身を、どうにか起こす。
彼女の右手を、さっきよりも少し強く握った。
そして、そのまま唇を合わせる。
彼女は、驚いているようだった。
ただ何も出来ずに、その場にぽかんと座っている。
「確かに・・・傷つけられるのは怖い。
だけど、それ以上にあなたが欲しい」
その言葉に、嘘はなかった。
俺は、彼女をベットに押し倒した。
そして、何度も何度もキスをする。
彼女は拒まなかった。
ただ、ゆっくりと目をつぶった。
雨の音がする。
彼女の滑らかな頬を、一筋の涙が滑り落ちた。