キミと 夜空と 星空と。
「事情は分かったけどさー・・・そんな、落ち込むなよ?」
巧が少し、動揺したような声で言った。
いつもの昼休み。
いつもと違う事といったら、今日は巧と2人だけで理科室で食べているってことだ。
「・・・落ち込むっつの・・・あーっ!!
やべぇっ!!俺、最悪なことしちゃったじゃん!!」
そう言って、両手で顔を覆い隠してあごを上に上げる。
どうしよう・・・あれじゃ、もう、会えねぇよ。
「・・・でも、俺、ちょっと嬉しかったけどな」
予想外の巧の言葉に、俺は覆っていた手を顔から離した。
そして、巧をにらみ付ける。
巧の表情が、驚きの表情に変わった。