キミと 夜空と 星空と。


「ばっ?!そんな意味じゃねぇよっ!!お前が、俺に相談してくれたってことだよ!!」


「・・・は?」


聞き返すと、巧は俺から顔を逸らした。

少し恥ずかしそうに口を尖らせながら、ぼそぼそと呟く。



「・・・だってお前、辛いこと何でも自分で溜め込むじゃん。
俺に何の相談もしてくれねぇし。
・・・だから、嬉しかったんだよ。
お前が初めて、俺に相談打ち明けてくれて」



・・・そういう意味か。妙に納得する。



 もともと、他人に自分の話しをするのは嫌いだった。違うとは分かっていても、弱みをさらしているような気分になる。

プライドが高いのかもしれない。
他人に弱味を見せるのは、嫌いだ。


 巧にそう言われて、初めて気づいた。


なんで俺は巧にこんな話してるんだろうか?
俺、巧の事信用してんのだろうか?


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