キミと 夜空と 星空と。
「溝端睦月クン・・・だよね?睦月って呼んでいい?」
「え、あ、もちろん」
俺は彼女に笑いかける。
彼女の肩にもつかない短い茶色い髪が、風に吹かれてさらさらとなびく。
結局俺たちは、ボーリングをする事になった。
「しゃぁっ!ストライクっ!」
巧が倒れたピンを見ながら、ガッツポーズする。
琴音は楽しそうに「巧スゴーいっ!」と手を叩いた。
「だろだろ?やっぱ、睦月より俺のほうがカッコイイだろ?」
「えー?・・・睦月もストライク結構出してるし」
「え?!嘘っ?!」