キミと 夜空と 星空と。
俺は、この人を守りたい。
まだ見たこともない得体の知れない“彼”から、彼女を守りたい。
彼女が笑うなら、俺も一緒に笑いたい。
彼女が辛いなら、俺もその辛さを背負いたい。
「俺は、どこにも行きません。
あなただけを思い続けます。
だから・・・俺を、信じてください」
彼女の手が、そっと俺の背中に触れた。
そして、強くぎゅっと、俺を抱きしめる。
「ごめん・・・私・・・弱いから・・・。
睦月君に、沢山迷惑かけるかもしれない・・・だけど、傍にいて。私の、傍にいて・・・」
「傍にいます。
天音さんが、俺を求め続けてくれる限り」
捨てられてもかまわない。
利用されてもいい。
彼女の傍にいれるなら。
俺は、完全に彼女の虜になっていた。