キミと 夜空と 星空と。
彼女と一緒なら、何も怖くない気がした。
それくらいに、彼女を思っていた。
「・・・ありがとう・・・」
それから、何時間そうしていたんだろうか。
彼女の腕の力が、ふっと緩んだ。
俺は、彼女から体を離す。
そして、目をジッと見た。
彼女の目は、ウサギのように真っ赤だった。
その真っ赤な目で、彼女はニコリと微笑む。
「なにか・・・飲む?・・・アイスコーヒーでいい?」
「あ・・・はい」