キミと 夜空と 星空と。
彼女が立ち上がった。
そして、台所に向かう。
そういえば・・・この間も同じ様な感じだったな・・・。
俺も立ち上がった。
彼女の背中を追いかけて、台所に入る。
「あら、良かったのに。ソファーに座ってて」
冷蔵庫からアイスコーヒーを取り出してグラスに注ぎながら、天音さんは呟いた。
「あ・・・はい」
そう言いながらも、その場から立ち去らず、彼女の小さな背中をじっと見詰める。そして、そのまま後ろから抱きついた。
彼女が持っていたガラスのコップが、床に落ちて砕け散った。派手な音が、部屋中に鳴り響く。