キミと 夜空と 星空と。
「映画のチケット、あるんだけど。
・・・一緒に行かないっスか?」
二枚のチケットを右手で持って、ひらひらさせながら俺は言った。
目の前でひらひらと舞うチケットを見てから、彼女は俺に視線を移す。
「・・・いつ?」
「明日。明日は学校、休みだし」
彼女の家に、俺達はいた。
2人でベットでゴロゴロしながら、時々話をする。
平凡な時間。
だけど、俺にとってはどうしようもないくらい幸福な時間。
彼女が、起き上がった。
俺も、彼女に合わせて起き上がる。