キミと 夜空と 星空と。

-2-




 次の日は、暑すぎるくらいの晴天だった。


 冬だと言うのに、まるで夏の初めのような暑さだ。
長袖でいるのも、熱くてたまらないくらいに。


「考えてみれば、初めてだよね」


さっき買ったイチゴのアイスを食べながら、彼女は楽しそうな口調で言う。


「2人で、デートだなんて。
・・・私、遊びに来たのも久々だよ」


俺は、彼女をジッと見た。
さっきから、心臓はバカみたいに大きく高鳴っている。


 彼女と俺の距離は、わずか数mm。
触れそうで、触れない距離。

そんな距離が、俺の緊張に拍車をかける。


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