キミと 夜空と 星空と。
後ろから声をかけられて、俺は小さく跳ね上がった。
ゆっくりと後ろを振り返る。
そこにいたのは、さっきまでシャワーを浴びていたはずの、天音さんだった。タオルを肩にかけて、濡れたままの髪で俺を見上げる。
「・・・どうしたの??」
そして、俺の足元に視線を移した。そして、大きく目を見開いて、俺を見る。
「・・・見たの・・・??」
彼女の声は、掠れていた。
それに負けない掠れた声で、俺は弱弱しく呟いた。
「・・・どういうことだよ・・・」
彼女は何も答えなかった。何もいわず、眉をしかめて小さく俯いた。