キミと 夜空と 星空と。
-4-
家に帰って、俺は逃げるように自分の部屋に向かった。
今は、親父と会いたくなかった。
親父と会えば、きっと自分も親父も、もっともっと傷つけてしまう気がした。
扉を閉める。
走ったわけでもないのに、呼吸が乱れていた。
偏頭痛がする。頭が、クラクラした。
何もかもに、裏切られた気分だった。
親父にも・・・天音さんにも。
・・・嘘だろ??嘘だよな??
たまたま・・・2人が昔からの知り合いだっただけだよな??
たまたま、あんな写真を撮っただけだよな??
俺に言えねぇ様な・・・やましい事じゃ、ないよな・・・??