キミと 夜空と 星空と。
なんで、親父なんだよ。
他の誰かじゃなくて、俺の親父なんだよ。
俺の・・・肉親なんだよ??
なんで、彼女は教えてくれなかったんだろうか?
どうして、一言そう言ってくれなかったんだろうか??
今更・・・嫌いになんてなれるわけがない。
好き過ぎて・・・どうしたらいいのか分からない位なのに。
「・・・くっそ・・・」
俺は、拳を痛いくらいに握り締めた。
そうでもしないと、気が、おかしくなりそうだった。
彼女の笑顔が、頭から離れない。
屈託のない、小さな子どもみたいな純粋な笑顔。
彼女の笑顔を守りたいと思った。
この笑顔を、誰にも壊させたくないと思った。
そして、根拠なんてないのに、そんな自信があった。
だけど、今はそんな自信すらない。
次に会ったとき、彼女の目を見れる自信さえないのだから。