キミと 夜空と 星空と。



 頭の中では分かりきっている。

親父と天音さんの関係は、ずっと昔の事で、今は全く何にもないってことぐらい。
それでも、親父が憎くて憎くてしょうがなかった。


親父の笑顔があんなにも歪んで見えたのは、産まれて初めてだった。






 俺は、傷ついた。






なのに、親父はまったくと言っていいほど傷ついていない。

親父には、傷跡さえない。



・・・ずるい。なんで、俺だけ・・・。



「・・・出てってくれない??」

「・・・は?」




「部屋から出てけっつてんだよ!!ハゲがッ!!!!!」




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