キミと 夜空と 星空と。
大きな声で、そう叫ぶ。
そして懇親の力で親父を睨みつけた。
そうでもしないと、ずたずたに心が引き裂かれそうだった。
自分が壊れてしまいそうで、怖かった。
親父は、何も言わなかった。
ただじっと俺を見つめた。
俺は、親父に背を向ける。
後ろから、扉が開いて、閉まる音がした。
振り向かなくても、親父がどんな顔で部屋を出て行ったのか、痛いほどに分かった。
・・・ごめん。
心の中で、そう呟く。
それが、今俺が親父に出来る、せめてもの償いだった。