キミと 夜空と 星空と。
目を丸めて、俺は彼女を凝視した。
い・・・妹??
天音さんの・・・??
そういえば、初めてあったとき誰かに似ているような気がした事を思い出す。
あぁ、そうか。
天音さんに似ているんだ。
言われてみれば、なんとなく納得できる。
大きな目も。どこか凛とした雰囲気も。
ただ、天音さんのほうがもう少し柔らかさがある。
「お姉ちゃんの旧姓。塩崎天音なんだよ?」
塩崎・・・か。
なんだか、変な感じがした。
俺が知らない天音さんを見たようで、どこかこそばゆかった。
「・・・つか、なんで・・・俺と天音さんが知り合いだって・・・」
「バレバレだよ。だって、毎日のようにお姉ちゃんの家行ってたじゃん」