始まりは終わり
「似合ってる。多少やられてるみたいだけど…芸能科だから問題ない」
「問題ないわよ。私がやったんだから。あいつは文句なんて言えないはずよ」
2人の話の根が見えない
けど、全体的に黒い、っていうことはわかった
「あ、そうそう。明日からねー学校」
「…はい」
「なら他のも早く買わないと!チユこっちに来て!」
私も千景も、完全にマリさんのテンションにおいていかれてる
「はやく!」と言われても、急ごうと思えなくなってきた
これぞ慣れってやつか
あれやこれやと動くマリさんを見ているだけでも、芸能科の大変さがわかるようだ…
今日だけでも大方のことは学べた。やっぱり色々な人に出会ったのが一番効いたのかな…
明日から学校。やっぱり早過ぎるとも思うけど、なるようにしかならないかな
出会いがあれば、別れもある