小悪魔男子と魔法使い。
「でも……」
輝はいった。
「いろんなもの前から見えてたなー」
「じゃあ、霊能力があるの??」
「んーそうなんじゃね?」
「輝くんは魔力があるわけじゃないんだー」
「まあ、多分だけどな」
「てゆーか魔法使いって金持ちなわけ?
唯花んちちょーでかいじゃん?」
確かに私の家は大きい。
大きすぎるくらいだ。
「んーそれは………お父さんが魔法使いの王だから?」
「……は??」
「まんまの意味だよ?
お父さんは魔法使いの王。つまり一番えらい人。なんで人間界で仕事してるのかはよくわからないけどね」
「まじかよ……」
「本当だよー??
唯花ちゃんは嘘ついてないよー♪
今日4/1じゃないしね」
「でも…そのせいで私は大変なの。
18までに結婚相手みつかんなきゃ…好きでもない人と結婚させられるの…」