under the happiness~二度と訪れない朝日を今~
「だって、普通考えられないもん。」
口を尖らせたら、“はいはい”と、再び頭に手を置く。
そんな小さな事にさえ、喜びを感じてしまう。この気持ちを少しでも伝えたくて、伝えたくて、言葉を巡らす。
でも、結局出て来るのは、ありきたりで薄っぺらぃ。一人の時は、溢れそうな程に浮かぶのに、いざ貴方を前にすると全て白く消える。何をいったらいいか、わからないんだ。そんな、言葉の文が足りない自分が愚かに思える。
「ねぇ、どうして私を好きになってくれたの?何処が好きなの??…私、全然モテないし、可愛くないし、何も得意ないし、先生を好きって言う子は、他に沢山いるのに…」
考えた挙げ句、口をから滑り落ちた言葉は、なんて消極的なネガティブなんだろう。心の底から嫌々した。
きっと、貴方が私を捨てる理由1番にこれだろう。
貴方のほろ苦いcoffeeを口中で転がす様に飲み干す。舌全体で受け止める、貴方味。脳裏に刻み混む。