under the happiness~二度と訪れない朝日を今~

「なんで、謝るんだ?もしかして、そんな事思ってるのは、自分だけとか思ってんのか??俺だって、お前ょり、二倍も三倍も…不安なんだよ。体に、しっかり“俺”を刻んでないと、お前が離れて行きそうで、怖いんだ。」


首筋にかかる、貴方の呼吸音…
動脈がビグビク波打ち様に早くなる。まるで、歌う様に語る貴方は、本当の貴方?!
今まで、触れる事のなぃ貴方の不安。
いつもcoolに渋くて、世間を知り尽したアダルトな貴方は、私にとって完璧な存在。でも、その分だけ私は、不安になる。
完璧な貴方に私は要らない、と…


でも…今私を強く抱き寄せる貴方は、不安な私そのもので…まるで、自分を代弁した姿だった。

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