under the happiness~二度と訪れない朝日を今~
私は、自分の腹のたぶった三段腹も隠すのも忘れ、見とれていた。奥二重の腫れた目も気にせず、有り得ない寝癖も、忘れ、貴方だけを見つめた。
キッチンに消えてから、数分後に現れた貴方は両手にcoffeeを持ち微笑のもとで帰ってきた。
いつも貴方が使っているカップを手渡され…
“間接キスだ”
なんて、一人で浮かれている私はまだまだ子供だ。
一人でニヤニヤしてる私に、肘でこずき悪戯な笑みを浮かべる。
「どうせ、『間接キスだ』何て思ってんだろ。その笑みは。」
図星の私は、赤面を繰り返す。どうして分かってしまうのだろう。恥ずかしい反面…同じ事を考えていたという、共通点に胸が躍る。