恋時雨。
男子嫌い。

「結衣ー!一緒にお弁当食べよっ」


いきなり聞こえた可愛い声に、机に突っ伏して寝ていた私は飛び起きた。

「わっ!めぐ!びっくりしたじゃんっ」

彼女は、宮下めぐ。
肩まである茶色く染められた髪をツインに縛って、ぶかぶかのニットをきて、今どきの女の子って感じ。

私は、時計を見てまた驚いたあと、机を他の二つとくっつけた。
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