恋時雨。
「「よしっ!出来た〜!」」

2人はメイクを終えて、早速話しかけに行こう〜、と私に言ってきた。

もうすでに、神崎春馬の周りには人だかりが出来ている。
…まあ、2人ともクラスでは可愛いほうだから、自信があるんだろう。

私は大丈夫だから、と断ろうとすると、夏樹が手を引っ張ってきた。

「いいじゃん。別に、ついて来るだけでいいから、ね?」

なんて、夏樹はとても楽しそうだったので、断るわけにもいかなかった。







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