不器用なシンデレラ
11、さよならしよう
次の日は朝から最悪だった。
朝6時に理人くんに起こされ、なぜか一緒にシャワーを浴びる。
本当に足腰立たなくて、理人くんに介助されながらダイニングルームに向かうとおばさんに満面の笑みで迎えられた。
うっ、こんな姿見られて恥ずかしい。
「これは、孫をもうすぐ抱けるんじゃない?」
少し興奮気味のおばさんがおじさんにそう言うのが聞こえてきた。
だが、そんな会話を無視して理人くんは私の世話をしながら無言で朝食をとる。
ちょっと異様な光景。
その後、社用車に乗る社長のおじさんと理人くんと一緒に出勤し、当然だけど他の社員の注目を集めた。
特に理人くんのファンからは刺すような視線を感じた。
生きた心地がしない。
理人くんに手を握られ居室に入ると、ちょうど会議室から本田さんと三島さんが出てきたところだった。
朝6時に理人くんに起こされ、なぜか一緒にシャワーを浴びる。
本当に足腰立たなくて、理人くんに介助されながらダイニングルームに向かうとおばさんに満面の笑みで迎えられた。
うっ、こんな姿見られて恥ずかしい。
「これは、孫をもうすぐ抱けるんじゃない?」
少し興奮気味のおばさんがおじさんにそう言うのが聞こえてきた。
だが、そんな会話を無視して理人くんは私の世話をしながら無言で朝食をとる。
ちょっと異様な光景。
その後、社用車に乗る社長のおじさんと理人くんと一緒に出勤し、当然だけど他の社員の注目を集めた。
特に理人くんのファンからは刺すような視線を感じた。
生きた心地がしない。
理人くんに手を握られ居室に入ると、ちょうど会議室から本田さんと三島さんが出てきたところだった。