不器用なシンデレラ
今の自分は幸せだって胸を張って言える。
だから、理人くんが言ってた事なんてすっかり忘れていた。
そして、それは突然やって来た。
預かり保育で預かった数人の子供たちと、いつもと同じように遊んでいた。
絵本を読んでいる子、ブロックで遊んでいる子、私とピアノを弾いて遊んでいる子、様々だけどいつもと何も変わらない。
でも、突然窓の外を見ていた女の子が叫んだ。
「花音先生~、王子さまが来た!」
いつもの妄想かな?
そう思っていると、女の子が興奮気味で私に抱きついて私を見上げる。
「花音先生、来て来て!本当にカッコイイ王子さまが宇宙船に乗って来た!」
「宇宙船?」
何と勘違いしてるんだろうと思って窓の外を見ると、幼稚園の入り口に高級スポーツカーで有名なガヤルドが止まっていた。
だから、理人くんが言ってた事なんてすっかり忘れていた。
そして、それは突然やって来た。
預かり保育で預かった数人の子供たちと、いつもと同じように遊んでいた。
絵本を読んでいる子、ブロックで遊んでいる子、私とピアノを弾いて遊んでいる子、様々だけどいつもと何も変わらない。
でも、突然窓の外を見ていた女の子が叫んだ。
「花音先生~、王子さまが来た!」
いつもの妄想かな?
そう思っていると、女の子が興奮気味で私に抱きついて私を見上げる。
「花音先生、来て来て!本当にカッコイイ王子さまが宇宙船に乗って来た!」
「宇宙船?」
何と勘違いしてるんだろうと思って窓の外を見ると、幼稚園の入り口に高級スポーツカーで有名なガヤルドが止まっていた。